2008年1月16日水曜日

「60歳からの主張」入賞 札幌・阿久津さん 若者にエール

六十歳以上の人が、自らの経験をもとに次世代に伝えたいことを論文などに記す「六十歳からの主張」(全国老人福祉施設協議会主催)で、札幌市南区の阿久津哲郎さん(75)が道内からただ一人入賞し、佳作に選ばれた。今でもスポーツに熱中する阿久津さんは「思い立ったらすぐに取り組んでほしい」と若者にエールを送る。
 六十歳からの主張は毎年、成人の日に合わせて作品を募集。四回目となる今回は「小論文」と「俳句・川柳・短歌」などの部門に計千五百九十三点の応募があった。入賞者は優秀賞と佳作の計十人という狭き門だ。
 根室市で生まれ、同管内の小中学校の教員をしながら、野球指導者や選手として活躍してきた阿久津さん。野球は今でも全国レベル、七十代から始めたという陸上競技では昨年十一月の国際大会で八百メートル、七十五歳以上のクラス三位で、道記録保持者でもある。
 「超高齢社会を生きる」と題した小論文では、定年後に始めた「還暦野球チーム」で週三回の練習に汗を流し、全国大会で味わった興奮や、陸上競技で知った「走ることの喜び」などを切々とつづった。
 阿久津さんが後輩たちに訴えたいのは「あきらめず勇気を持つことが自信につながり、生き生きと暮らす力になる」ということだ。
 夢は「早く八十歳になって、陸上で日本一になること」。約二千人の自分の教え子に「元気な背中を見せ続けたい」と意気込む。

(北海道新聞より引用)

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