北海道生産性本部(札幌)は、二〇〇八年春の道内企業新入社員の意識調査を発表した。それによると、「今の会社に一生勤める」とした割合が前年比2・0ポイント上昇し、過去最高の59・2%に高まったうえ、転職にも慎重姿勢が目立つなど、安定志向が強まっている。
調査は〇五年から毎年実施。今年は千百二十二人から回答を得た。道外分との比較は、社会経済生産性本部(東京)が千五百七十六人から得た回答を基にした。
道内で「チャンスがあれば転職しても良い」としたのは同0・3ポイント低下し、過去最低の24・5%。41・3%だった道外とも開きが出た。また「社内での出世より、自分で起業独立したい」とした新入社員も道内では14・2%だった。
フリーターに対する意識も変化しており、「若いうちなら悪くない」とする道内の回答は同1・0ポイント低下し、23・7%。調査を開始した〇五年(33・2%)から三年連続で低下した。
安定志向の強まりについて、道生産性本部は「道内の景気回復が遅れており、全国ほど新卒採用が売り手市場になっていない状況の反映」と分析している。
一方、厚生労働省の〇六年調査によると、道内新入社員の離職率は入社一年目で大卒が18・8%、高卒が30・6%。全国平均をそれぞれ4・3ポイント、7・0ポイント上回っており、希望と現実の乖離(かいり)もうかがえる。
(北海道新聞より引用)
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